時事の見方  

2006.11.29

***** 米国中間選挙における共和党の敗北について *****

米国中間選挙結果では共和党が敗北してしまいました。
<質問>
      イラクの終戦処理がスムーズに行かなかったことが選挙敗北の
原因と言われておりますが、老師はどのように見られておられます
か。
<回答>
米国の中間選挙で共和党が負け始めましたのは、アメリカ政府の
背後にある勢力が、共和党のやるべき仕事が一應終わったので、
今度は民主党にやらせようという判断に変わったと見ております。
荒仕事は共和党、和平工作は民主党でと、考えているのではない
かと思います。
<質問>
自爆テロが米国の世論を動かしたとも見えますが如何でしょうか。
 <回答>
アメリカは自爆テロで動くような弱い体質の国ではないように思い
ます。
<質問>
選挙結果を踏まえてブッシュ大統領は路線変更をせざるを得ないと
の見方があり、関連各国は現状膠着脱却を見越して動き出していると
のことです。
      各国は中東での影響力を増そうとの思惑と考えられますが米国は
上手くこれらを利用して収拾できるでしょうか。
このことについての老師の見方は如何でしょうか。
<回答>
     ブッシュ政権は路線変更だけでは無しに、政権が民主党に移るので
はないかと見ております。
     関係各国特にロシヤあたりは大いに張り切っているようですが、
現在の世界体制を覆すというような処迄は未だ考えておらず、出来る
だけ有利な地位を得たいという程度の努力であると思います。
     各国もそれぞれ利権を確保することで努力をしていると思いますが、
やはり武力による利権が一番大きな意味を持つと思いますので、それ
を確保するために、民主党が出て来るのではないかと思います。
アメリカは武力を使った上に損をするような、ゆったりした国では
ないように思います。
*****郵政造反議員の復党問題について*****
  安倍総理は復党手続きに入るように表明しました。
<質問>
      平沼議員は誓約書を書かずに復党できず。他の議員は政治路線を
変更して復党する状況になっています。いずれも今後の選挙結果を
念頭に置いた対処と考えられますが、このようにあっさりと主張を
変更したり、復党させるのは節度がないと思いますが。
<回答>
      平沼議員の場合も、その他の議員の場合も、今後の選挙結果を
頭に置いた上での決断であると思います。
      平沼議員に関しても、再度出て来る可能性が充分ありますし、
他の議員についても、此処で10名前後の議員を失う事は、自民党
としても大きな損失に繋がりますから、何としてでも議員数の減少
を防ぎたいという気持ちは大きいと思います。
<質問>
これに先立って、小泉元首相は刺客候補で当選した議員を集めて
「政治家は使い捨てされるのを恐れてはならない。」と発言して
います。この時点で既に復党問題の処理は自民党内で結論が出て
いたと見るべきでしょうか。
<回答>
      小泉元首相の発言は正論であると思われますし、其の時点では
造反議員に対する対応の仕方についても、基本線は既に決まって
いたと思います。
<質問>
造反議員は見通しを誤った政治感覚の乏しさを披露しただ
 けで、この認識に欠ける地域国民によって当選すれば無罪放免
      となり、抵抗勢力の温床となるのでしょうか。

<回答>
     造反議員が出た大きな理由は、それ迄受けていた少なくない政治
資金に対する義理があつたと思われますので、復帰後はより慎重な
態度を取るようになるのではないかと思います。
当選してしまえば、その後はあまり問題にならなくなると思いま
すし、反対勢力に成る可能性も少ないと思います。
 

                            以上