時事の見方
2005.10.18
***** 村上ファンド阪神球団の株式上場について *****
日本テレビのM&A騒動等も予想外の発想で資金を手にしています。
<質問>
日本の規制概念が枠を外されて胎動を始めたと見てよいのでしょうか。
<回答>
明治維新以降における日本の国家体制は半封建的社会、前近代的社会
と呼ばれて参りましたが、第二次世界大戦の結果、その体制が更に壊さ
れたという事が,歴史的な事情であるとおもいます。そして小泉改革が
それに拍車を掛けたということが、実情であつたと思います。
<質問>
会社は誰の物だと思われますか。
<回答>
会社は株主のものです。
<質問>
現在の株主に対する経営者の怠慢が原因と考えれば良いのでしょうか。
<回答>
会社経営者のこれまでの総会対策が、実行し難くなつたと云う事が、
実情であると思います。
<質問>
球団の上場そのものは国営企業の民営化と同じく経営が効率化しやす
い為、喜ばしいことだと思っていますが、どうでしょうか。
<回答>
球団株の上場は、非難される筋の行動ではないと思います。
<質問>
村上氏は株主持合が無くなれば株価は上昇する。と言っています。
株式の浮動票が多くなれば買い占めやすい反面、流動性が増加し株価
が安定すると思うのですがどうでしょうか。
<回答>
株価の推移は市場動向に任せるべきであつて、人為的に操作する態度は正しいものではないと思います。
***** トヨタ富士重工株式GMから取得について。*****
GMの手助けをして貿易摩擦の再燃をしないように手を打っている
とのマスコミの報道ですが。
<質問>
この見方以外に無いのでしょうか。
<回答>
端的にトヨタの実力向上、GMの実力低下と見ております。
<質問>
グローバル企業は国の意識が薄いのでしょうか。
<回答>
金銭の動きは本来、国際的なものであります。
<質問>
それとも逆でしょうか。
<回答>
経済の世界は本来,国家意識を離れた世界です。
***** 義務教育費国庫負担金について *****
小泉内閣が推進している政策の中でいわゆる三位一体改革が検討さ
れています。この中で特に義務教育に関して中学校の教諭費用につい
て審議されていますがまとまらずにいます。
<質問>
まとまらない本質は何なのでしょうか。
<回答>
明治維新以降、初等教育者の養成機関として師範学校が作られ、
旧士族の優秀な子弟が、学資が無料であるところから多数集められ、
質のよい初等教育者が作られましたが、
敗戦後の学制改革でその利点がなくなりましたため、初等教育者は
原則として、就職戦線の敗北者が担当するべきものという基礎観念が
生まれ、初等教育の内容が非常に低下している所に問題があると思い
ます。
しかし初等教育の良いか悪いかがその国の運命を決めますから、
政府も地方も教育そのものの重要さを考えて、それぞれ卒先して高い
教育予算を計上するべきであり、
お互いに責任回避を考えていることは正しくないとおもいます。
教育者の給 与に付きましても,一般よりも水準を高め、優れた人材
の集まることを期待するべきであると思います。
<質問>
郵政民営化に続く教育制度改革の始まりなのでしょうか。
<回答>
国家も地方もまだ教育問題をそう重要視しておりませんから、郵政民
営化がすぐ教育制度の改革につながるかどうかについては、疑問である
と思います。
<質問>
仏道の立場より見た場合、義務教育はどう様な方向に行くのが望まし
いのでしょうか。
<回答>
観念論や唯物論を基準とした教育は、文化を向上させる教育にとって
は弊害がありますので、行為の哲学を中心にした新しい意味での教育
制度が必要であると思います。
<質問>
吉田松陰の例を出すまでもなく、各人の性格にあった指導を行う
のが教育の根本と思います。教育者の資質の向上を図るための方策を
打ち出すべきではないかと考えますが、老師はどのように見ておられる
のでしょうか。
<回答>
教育者の資質を向上させるためには、教育者の給与を高め、優秀な
人材を教育界に集めることが大切であると思います。